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N-BOXのバッテリー交換時期は?寿命はどれくらい?
▼ 目次
N-BOXに適合するバッテリーの種類
N-BOXには2011年に登場した初代(JF1型、JF2型)と、2017年にフルモデルチェンジした2代目(JF3型、JF4型)があります。N-BOXに採用されている純正バッテリーは仕様の違いなどによって一部異なります。N-BOXのバッテリーの種類とともにご自身のN-BOXにどのバッテリーが搭載されているのかを調べる方法についてご紹介します。

初代N-BOX(JF1型、JF2型)の標準バッテリー
初代N-BOXの標準バッテリーは、アイドリングストップシステムが搭載されている車種と搭載されていない車種で異なります。アイドリングストップシステム搭載車にはM-42R、非搭載車には34B17Lが採用されています。
初代N-BOXアイドリングストップシステム搭載車の標準バッテリー
M-42R
初代N-初代N-BOXアイドリングストップシステム非搭載車の標準バッテリー
34B17L
初代N-BOX(JF1型、JF2型)に適合するバッテリー
初代N-BOXのアイドリングストップ搭載車には、アイドリングストップシステム専用バッテリーのM-42Rを利用します。アイドリングストップシステム専用以外のバッテリーを使うと、バッテリーそのものの寿命が短くなるだけでなくアイドリングストップ機能が働かなくなります。
初代N-BOXアイドリングストップシステム搭載車に適合するバッテリー
M-42R
アイドリングストップシステム非搭載車については34B17LおよびB19へのサイズアップが可能で、より容量の大きなバッテリーに交換することができます。B19などの型番については次章の「N-BOXのバッテリー型式の見方」を参照してください。
初代N-BOXアイドリングストップシステム非搭載車に適合するバッテリー
34B17L
38B19L
40B19L
44B19L
50B19L
60B19L
2代目N-BOX(JF3型、JF4型)の標準バッテリー
2代目N-BOXは全車でアイドリングストップシステムが標準装備になっており、標準バッテリーはすべて32AH(5),40AH(20)/M-42Rです。また交換時に適合するバッテリーはM-42Rです。
2代目N-BOXの標準バッテリーと適合バッテリー
32AH(5),40AH(20)/M-42R
N-BOXの寒冷地仕様車のバッテリー
N-BOXは初代、2代目ともに、寒冷地仕様車と標準車にバッテリーの違いはありません。同一のものが適合します。
N-BOXのバッテリー型式の見方

N-BOXのバッテリー型式の表記はアイドリングストップシステム搭載車と非搭載車で異なります。
アイドリングストップシステム搭載車のバッテリー型式
初代N-BOXのアイドリングストップシステム車と2代目N-BOXに搭載されるバッテリーの型式は、電池工業会規格(BSA)に則った表記になっています。
M-42R
M:バッテリーの外径寸法区分を表します。標準タイプのバッテリーでは「B20」に相当するもので、幅が129(127)mm、端子を除く箱の高さが203mm、長さが約20cmになります。
42:性能ランクを表します。数値が大きいほどバッテリーの総合性能(始動性能・容量)が高くなります。
R:バッテリーのプラス端子の位置を表します。バッテリーのプラス側短側面から見てプラス端子が右側にあるものが「R(right)」です。N-BOXのアイドリングストップシステム搭載車は必ず「R」を選びます。
アイドリングストップシステム非搭載車のバッテリー型式
初代のうちアイドリングストップシステムを搭載していないN-BOXのバッテリーは、一般的な日本工業規格(JIS)による表記になっています。
34B17L
34:性能ランクを表します。数値が大きいほどバッテリーの総合性能(始動性能・容量)が高くなります。
B17:バッテリーの外径寸法区分を表します。幅が129(127)mm、端子を除く箱の高さが203mm、長さが約17cmになります。
L:バッテリーのプラス端子の位置を表します。バッテリーのプラス側短側面から見てプラス端子が左側にあるものが「L(Left)」です。N-BOXのアイドリングストップシステム非搭載車には必ず「L」を選びます。
N-BOXのバッテリーの寿命・交換時期
約2~3年が交換目安
バッテリーは消耗品であり、定期的に交換しなければなりません。約2~3年を目安として定期的に点検・交換をすることをおすすめします。
ただしシビアコンディションなど過酷な状況での使用ではバッテリーの寿命が短くなる傾向がありますので、一般的な寿命の期間内であっても定期的な点検をおすすめします。
N-BOXのバッテリーを点検・交換すべき症状
バッテリーが交換時期を迎えていないくても、次のような症状が表れたらバッテリーを点検し必要に応じて充電や交換をしなければなりません。
アイドリングストップが作動しなくなった
N-BOXのマルチインフォメーションディスプレイに「アイドリングストップできません」といったメッセージが表示された場合、バッテリーの充電量が少なくなっていることがあります。外気温とエアコンの設定温度差が大きいなど一時的な理由が原因でないときは、バッテリーが劣化している可能性があります。
警告灯が表示された
N-BOXのメーターパネル内にある充電警告灯が点灯したらバッテリーが充電されていないことを示します。一時的な停車でエンジンをオフにすると再始動でバッテリーが消耗するので、できるだけ避けるようにしましょう。そして速やかにオルタネーターやバッテリーなどの点検を受けるようにします。
N-BOXのバッテリーの交換費用の目安

N-BOXのバッテリーを交換する料金、費用についてご紹介します。
初代N-BOXのアイドリングストップシステム非搭載車
40B19Lの補水タイプ
税込4,480円前後~
44B19Lのメンテナンスフリータイプ
税込9,680円前後~
60B19Lの高性能タイプ
税込11,880円前後~
初代のアイドリングストップシステム搭載車と2代目N-BOX
M-42Rのメンテナンスフリータイプ
税込11,880円前後~
オートバックスでN-BOXのバッテリーを交換いただくメリット

N-BOXのバッテリー交換にオートバックスがおすすめなポイントについてご案内します。
バッテリーのリセットも万全
アイドリングストップシステムを備えたN-BOXは、エンジンを始動するたびにバッテリーの内部抵抗値を更新・記録することでECUがバッテリーの劣化を判定する仕組みになっています。専用バッテリーを交換したらこの記録をリセットする必要があります。オートバックスならこのリセットはもちろん、ナビのメモリーバックアップなども万全です。安心してご依頼ください。
バッテリーの無料点検が受けられる
オートバックスではバッテリーの無料点検を実施しています。警告灯が表示されたりアイドリングストップが働かなかったりと、異常を感じた場合はもちろん、行楽やロングドライブのお出かけ前にもお気軽にご来店ください。
メンテナンスカード活用でバッテリーの交換工賃がお得
オートバックスでバッテリーを交換する際の基本工賃は税込550円~です。この工賃には廃バッテリーを引き取る費用も含まれています。さらにオートバックスのメンテナンス会員にご加入いただくと、バッテリーの交換だけでなく、エンジンオイルやオイルフィルター交換などさまざまな基本工賃が無料になり大変お得です。
オートバックスのメンテナンス会員費
お車1台につき入会費が税込1,100円/年間。継続料は税込550円/年間となっております。
交換した商品や日付けを記録できる
オートバックスの公式アプリを使うとオートバックスのピットで作業したメンテナンス内容が自動的に記録されます。うっかり交換するのを忘れるといったことを防ぐなど次回メンテナンスの際に役立ちます。
まとめ

N-BOXのバッテリーは標準タイプで約2年、高性能タイプで約3年が定期交換の目安です。アイドリングストップシステムが備わっているか否かで搭載されているバッテリーが異なり、それぞれに適合する型式を選ばなければなりません。また交換時にはリセット作業やメモリーバックアップ作業が必要になります。オートバックスでは無料のバッテリー点検も実施していますので、お気軽にご来店ください。
その他作業 Q & A
一部特殊なお車は作業できない場合もございますので
ご心配な場合は最寄りの店舗にお問い合わせください。
※車種・作業内容によって変わります。
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ホンダのN-BOXは人気の軽トールワゴンです。N-BOX+やN-BOX SLASH、N-BOXカスタムなど派生車種も充実しています。ここでは、N-BOXにとって欠かせないメンテナンスであるバッテリー交換について解説します。